えのき茸：鍋の隙間を埋める白い刺客、その繁殖力と存在意義を考察する

えのきとは

えのきとは、ヒラタケ科に属する食用きのこの一種。細長い白い姿とシャキシャキした食感が特徴で、鍋物や炒め物など、幅広い料理に使われる万能選手…に見えるけど、正直、主役になったところ見たことない。

えのきは、どちらかと言うと「脇役としての誇り」みたいなものを持っている。決して目立つわけではないけれど、他の食材の味を邪魔することなく、むしろ引き立てる。まるで、会社の会議で絶対に自分の意見は言わないけど、資料は完璧に作ってくるタイプの人みたいだ。

気がつくと冷蔵庫の野菜室の奥でひっそりと存在感を放っている。消費期限が切れかけているのに、捨てられない。理由は簡単。「何か使えるはず…！」という謎の期待感。結局、味噌汁の具になるのが関の山だけど。

スーパーに行くと、えのきは必ずと言っていいほど、きのこコーナーの一番安い場所を陣取っている。まるで、「おい、物価高騰だぞ！少しは家計に優しくしろ！」と叫んでいるかのようだ。もちろん、ありがたい存在なのは間違いない。

えのきは食物繊維が豊富でヘルシーだと言われているけれど、実際には味がないからドレッシングとかマヨネーズとかかけまくって、結局カロリー爆弾にしてしまうという罠がある。まるで、ジムに通うために高いウェアを買ったけど、結局カフェでスイーツを食べるみたいなもの。