ローリエ:月桂樹、気品だけが取り柄? – 料理の引き立て役、時々インテリア。

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ローリエとは

ローリエとは、月桂樹の葉を乾燥させた香辛料のこと。「ローレル」と呼ばれることもある、料理に深みと「なんかおしゃれ」感を加える魔法の葉っぱだ。

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香り高き演出家

ローリエは、煮込み料理やスープにおいて、まるで舞台役者のように、さりげなく、しかし確実に風味を演出する。一枚加えるだけで、ありふれたカレーも「シェフの気まぐれカレー」に変身する(気がする)。もちろん、取り出すタイミングを間違えると、ただの邪魔者になる可能性も秘めている。 香り付けが終わったら、そっと取り出して、存在を忘れてあげよう。

存在感の薄さと強さ

ローリエは、乾燥状態だとほとんど香りがしない。まるでやる気のない社員のようだ。しかし、熱を加えると、その潜在能力を発揮し、料理全体を支配する…とまではいかないが、確かに良い仕事をする。煮込み時間と共にゆっくりと風味を染み込ませ、他の食材とのハーモニーを奏でる(という妄想)。ただし、入れすぎると「薬草風呂」のような香りに仕上がるので要注意だ。

隠れたるポテンシャル

驚くべきことに、ローリエは料理以外にも活用できる。例えば、虫除けとしてタンスに入れたり、悪夢を見ないためにお守りとして枕の下に忍ばせたり…(効果は保証しません)。中世ヨーロッパでは勝利と名誉の象徴だったとか。現代では、晩ごはんのシチューにちょっとした高級感を添える存在、といったところだろうか。

誤解されがちな仲間たち

ローリエとよく間違われるのが、お寿司屋さんにある、「バラン」と呼ばれる緑色のプラスチックの葉っぱだ。あれは食べられないし、香りもしない。ローリエとは全くの別物である。あと、月桂樹の葉に似た有毒植物もあるので、自分で採取する場合は慎重に。最悪の場合、「シェフの気まぐれ毒味」コースになってしまう。

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ローリエ・マジック

ローリエを使いこなせば、あなたも明日から料理の魔術師…かもしれない。

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