小松菜 – その辺にいるけど、栄養だけは一丁前の緑黄色野菜、驚きのポテンシャル。

小松菜とは

小松菜とは、アブラナ科アブラナ属の葉野菜である。栄養満点だが、その地味さからスーパーの片隅でひっそりと佇んでいることが多い。

小松菜は、ほうれん草の陰謀を阻止するために送り込まれたスパイかもしれない。栄養価では負けていないのに、なぜか常に二番手扱い。スムージーに混ぜれば、ほぼ無味無臭で栄養だけを底上げする、縁の下の力持ちっぷりを発揮する。

炒め物、おひたし、味噌汁の具…何にでも使える汎用性が、逆に「これは！」という特徴を薄めているのかもしれない。「何にでもなれる」って、逆にアイデンティティクライシスに陥りそうだよね。

見た目は地味だが、その栄養価は地味ではない。しかし、インスタ映えとは無縁の色合いが、SNS時代には少し不利なのかもしれない。もっとこう…ネオンカラーの小松菜とか開発すればバズるかも？（絶対に美味しくなさそう）。

値段もお手頃で、一年中手に入る。高級レストランで見かけることは稀だが、家庭料理には欠かせない存在。「ちょっと野菜不足かな？」と思ったら、とりあえず小松菜を炒めておけば解決、みたいな安心感がある。

小松菜よ、いつか君が主役になる日を信じて、今日も味噌汁の具として消費されるのであった。