テニスファンもテニス未経験者も、毎年6月から7月にかけて突如として「ウィンブルドン」という単語に包囲されます。「紳士淑女のテニス」「白いウェアの聖地」「イチゴとクリーム」……なんとも上品で優雅な響きですね。しかし、本当にウィンブルドンはそんなに素晴らしいのでしょうか? それとも、ただの芝生フェチの集まりに過ぎないのでしょうか?
今日は、ウィンブルドンに関する「神話」をぶち壊しつつ、その真実をユーモアたっぷりに暴いていきます。「ウィンブルドンの使い方」を知りたい方も、「ウィンブルドンの問題点」に気づいちゃった方も、ぜひ最後までお付き合いください。
1. 「紳士淑女のテニス」? いや、ただの白い制服コスプレ大会でしょ
ウィンブルドンと言えば、「全英オープン」という格式高い響きと、「プレーヤーは全員白いウェアで!」という謎のルールが有名です。まるで「19世紀の英国貴族ごっこ」を強制しているかのよう。
「でも、伝統は素敵じゃない?」と思うかもしれませんが、実際のところ、21世紀になっても白いウェアにこだわる理由は誰も説明できません。「芝生と調和するため」だとか「汗が目立たないため」だとか言われますが、本当のところは「審判が選手を見失わないように」という、極めて実用的(かつあまり格好良くない)理由かもしれません。
ちなみに、ウィンブルドンの審判は「クソ真面目な英国人の代名詞」です。ボールが1mmでもアウトなら「OUT!」と叫ぶ姿は、まるで「あなたの人生もアウトです」と宣告しているかのよう。
2. イチゴとクリームは本当に必要? それとも単なる観光客ビジネス?
ウィンブルドンといえば、イチゴとクリームを食べるのが「伝統」だと言われています。確かに、赤いイチゴと真っ白なクリームのコントラストはフォトジェニックですが、冷静に考えてみましょう。
- 価格: 1皿 £10(約1,700円)
- 内容量: イチゴ10粒 + クリーム少々
- 味: ……普通のイチゴと生クリーム
要するに、「観光客をだますためのエセ高級スイーツ」という疑惑が浮上します。もし本当に「伝統」を楽しみたいなら、スーパーでイチゴとクリームを買って自宅で食べたほうがよほど合理的です。
とはいえ、「ウィンブルドンでイチゴを食べた」というインスタ映えには勝てません。「#ウィンブルドン体験」とタグをつければ、少なくともフォロワーからは「おしゃれ!」と言われること請け合いです。
3. 雨が降ったら即中断! 芝生への愛は人間より強い?
ウィンブルドンで最も有名な(そして最も迷惑な)特徴は、「雨が降ると試合が中止される」ことです。他のテニス大会では屋根付きコートやハードコートでガンガン試合を進めるのに、ウィンブルドンだけは「芝生が傷むから」という理由でプレイを中断します。
まるで「選手のモチベーションより芝生の健康のほうが大切」と言わんばかりの態度です。もしもウィンブルドンの芝生に人格があったら、きっと「私は特別なの。他の土とは違うの」と自己主張するタイプでしょう。
最近ではセンターコートに屋根がつきましたが、それでも「雨=中断」のイメージは消えません。観客にとっては「高いチケット代を払ったのに……」という悲劇が毎年起こっています。
4. 「ウィンブルドン優勝は生涯の栄光」……でも、実際のところ?
「ウィンブルドンで優勝すれば、一生食べていける!」と思っている人もいるかもしれませんが、現実はそう甘くありません。
- 賞金: 確かに2023年は優勝者に£2,350,000(約4億円)が支給されました。しかし、トップ選手にとっては「ただの通過点」でしかないのが現実。
- 名声: 「ウィンブルドン王者」という肩書は確かに光りますが、2年後には「あの人、最近どうしてる?」と話題にすら上らなくなる可能性も。
- プレッシャー: ウィンブルドンで勝つと、今度は「なぜ他の大会で勝てないの?」と野次られる始末。
結局のところ、ウィンブルドンは「テニス界のディズニーランド」のようなものです。楽しむ人はとことん楽しむけど、現実世界に戻ったら「あれ、なんか微妙……」と気づく、そんな大会なのかもしれません。
結論:ウィンブルドンに行く? まあ、自己責任で!
ウィンブルドンは伝統と格式を売りにしていますが、実際には「芝生愛好会」「白い制服コスプレ大会」「観光客向けイチゴ商法」の側面も強いのが実情です。
とはいえ、「一度は行ってみたい!」という気持ちはわかります。ただ、その際は以下の点に注意してください。
- 雨予報なら傘必須(屋根付きコートでも油断禁物)
- イチゴとクリームは写真用(味への期待はほどほどに)
- 白い服で行くと「あなたも選手?」と勘違いされる可能性あり
もしウィンブルドンに行ったら、ぜひ「伝統の皮肉」も楽しんでみてください。それでも「やっぱり最高!」と思えたら、あなたは立派なウィンブルドン・ファンです。
「ウィンブルドンの使い方」は、結局のところ「楽しむこと」に尽きます。 芝生に愛を注ぎながら、イチゴを食べ、雨で試合が中断しても「これもウィンブルドンらしくていいね」と笑えるかどうか……それが真の勝負どころかもしれません。
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